このオートバイはこういうもんと、このオートバイはこんなもん。
ブレーキ鳴きに続き
キタモ脳内デスクの引き出しを増やす時が来た。
『 自分がこういうもんですと言うならワイはそれでええ 』
いや、私は現段階でこんなもんと逃げるしか言いようなく
こういうもんとは、言えない。
定期点検 メンテナンス 修理作業 KAWASAKI 750RS Z2
オイルが滲み始めたカムカバーガスケットの交換と
規定値から外れた箇所のバルブクリアランス調整。
1、3、4のEXと2のIN 合計4カ所。
私の記憶が確かならば
以前取り寄せた純正カムプラグと今回のカムプラグ形状が違っていると思われる。
未だに進化させているのかカワサキモータースジャパン。KMJ。
キタガワモーターサイクルズジャパン。KMJ。
cjd。いい響きだ。
こちらもオイルが滲んできた
右エンジンカバーガスケットの交換。
一緒にオイルシールも交換。
純正はシングルリップだがオイルシールに矢印付き。
これは右回り仕様ということかそれとも回転軸用ということか。
汎用シールに比べ、リップ部の同一方向に付いた模様の数が多い。
これはやはり右回り仕様ということなのか
オイルシールも奥が深い。たぶん。
ガバナ系はできるだけ柔らかいグリスで組み立てる。
今回の不調原因となったコンデンサーはエンジンから離すことにした
元のコンデンサーからフェルト部分だけ切り取って装着。
コンデンサーはステーを製作して
タンク下に移動しました。
社外コンデンサーなので以前と比較できませんがこれで持ちがどうなるか。
摩耗してきたフロントタイヤの交換
ブレーキ鳴き止めの苦労を思い出すと
位置が変わることによりまた鳴き始めたらどうしようと不安になるけど
そんなことで鳴くようならただのまぐれやんけ。
そうや!そうや!
ということでタイヤ交換。
過去に交換歴が無ければ50年近く使ったリム
錆が出ている箇所は研磨&防錆処理して
チョイスタイヤはTT100。
組み立てたら
試乗
ブレーキは鳴かない
この個体における処置は間違っていなかった。
好調であります。
支部長のRSは、よく走る。
数年前の正月
キャプテンの不意を突いた作戦による急加速に反応しピッタリ後ろに付いた支部長RS。
未だにあの時のキャプテンの悔しそうな表情が目に浮かぶ^^
姫路 あ に歴史を感じる。
とても好調なRSなのだけれど
最近、HONDAにも乗る支部長が気になるのは
何故、Z2はオーバーフローするのか?
今まで停車時には燃料コックをOFFにするのが当たり前だったのだけれど
HONDAに乗り始めて
負圧コックということもあり、コックをOFFにする習慣が薄れて
Z2に乗った時にコックをOFFにしなかった場合
キャブレタードレンホースから燃料が出てくる。
『 それは支部長、燃料コックを忘れずにOFFにす・・ 』
『 ワイがOFFにすれば済むことかもしれんがのお?! 』
『 それは支部長、燃料コックを忘れ・・・・』
『 HONDAは漏れん 』
『 それは支部・・・・ 』
『 そういうもんやと言うならワイはそれでええ 』
『 そ・・・ 』
『 もし方法が考えつくなら自分の考える方法でやってみてくれんか 』
有難い言葉だ。
ブレーキ鳴きの時も同じ言葉を頂いたど。
やれることを やってみて
こういうもんと言うか、止まりましたと言うか。
古いバイクはこんなもんとは言いたくない。
これを師匠と私の間では 『 こんなもんですよ攻撃 』 という。
この攻撃は一門の間でご法度。
ということで
現状の実油面計測
漏れる頻度の高いのは1番と3番。
1番
2番
1番が少し高いので実油面を規定値下限に合わせてみる。
しかし油面が適正範囲であっても
しばらく放置して漏れるということは
バルブが止め切れていないということ。
案の定、しばらく放置すると漏れる。
しかも1番が出ないと安堵すれば2番から出るという状況。
こうなれば以前から気になっていた
KEYSTER製フロートバルブのスプリングテンションに着眼。
他の車両でオーバーフローは無いけど
Zの場合は、もしかして
左がKEYSTERで右が以前装着していた純正。
純正バルブに交換し油面を低めに設定してみたが
しばらくコックONで放置すると
やはり
漏れる。
因みに
少し研磨したフロートの摩耗
社外品で1個7500円ほど
4個で3万円。。。
もう少し研磨してみます。
あと問題は金属バルブとラバーバルブの違いか。
たいへんお待たせしております
作戦を練ります。
番外編
支部長のトレーラー
長っ!
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