76年(H)と、82年(D)のシリンダー
エンジンリフレッシュ作業 HONDA CB550Four K2 1976年
腰上の点検
ヘッドカバー
ロッカーアームシャフトは4本とも摩耗。 交換しておきたい部品ですが販売終了。
ロッカーアーム摩耗
カムの当たる部分に段付きがある物と虫食い跡がある物が数個
海外で入手可能でしたが8個揃うかはまだ不明です。
カムシャフト摩耗 指で分かる段差あり。
海外で入手可能、新品部品が手に入るだけ有難いと思いますが
金額が金額なだけに足踏み中です。
以上のことからヘッド廻りに関してはオーナーと相談して作戦を練り直しです。
バルブの研磨とシートカットは実施します。
洗浄
洗浄
ヘッドの面はスタッド穴周辺が少し盛り上がっていたりするので
洗浄完了後にチェックします。
シリンダー
こちらも洗浄してから
内径計測
5万キロオーバーですが、摩耗少でした。
現状のリングもギャップは規定値内に収まっていますが
4番シリンダーの縦傷と錆の痕跡があるので
今後を考えてO.Sで組みなおす予定です。
ピストンの吹き抜けの少なさはそういうことか。
4番の傷。
組付け状態を再現して計測すれば色が変わっている境目で多少は寸法差が出ると思いますが
この状態では指でも爪でも境目は分かりません。
スリーブの摩耗と言えば
こちら DUCATI ベベル 1982年 15000km
指ではっきり分かる段差
上部が減ってると思いきや下部が逃げて減ってないだけじゃないか?
と、今思えば意味不明な思考回路で
計測したら
やっぱり上部が減っていました。
このままオーバーサイズでボーリングしても
また同じことになると思うので
硬いスリーブに交換します。
それにしても縦傷が多い。
そんな話はさておき
流石 ホンダ技研です。
作業を進めます。
KITAGAWA MOTOR CYCLES
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