パンチ力か伸びか
昨年末に異音発生での修理作業
KAWASAKI ESTRELLA RR
オーナーの仰る笛吹音はガソリンタンクのビビリ音と判明。
試乗してみて、エンジンからの音も以前より大きくなっているような感じ。
念のため点検しておこうということで
点検
内視鏡で確認できる範囲ではシリンダー内に問題は無さそう。
テンショナー問題なし
カムは少し摩耗が進んでいます
純正ベースの0.5mmリフトアップハイカム
ベースサークルとカム山の境辺りに偏摩耗有り
これが表面硬化層を削ることにより発生する摩耗なのか。
カムを投入してからは6年約2万5千キロ走行
中低速を重視し削っていただいたハイカムですが
折角開けたので
もう一度、ハイコンプという同条件でノーマルカムを試す。
一緒にロッカーアームも交換するので
オーナー自ら表面研磨。
重量も揃えています。
組み立ててエンジン始動
タペット音が小さく静かになりました。
一緒に排気音も小さくなったかな。
思えば高校時代は
よくバルブクリアランス調整作業をした。
ST2カムが入ったエンジンだったので当然の音なのだろうけど
当時はノーマルより音が大きくなったことが気になって気になって
指定クリアランスより狭くしたり広くしたり
挙句、カムチェーンの張りを適正よりきつくする暴挙に出て
その後カムをダメにしてしまった。
『 俺の単車、ハイカムやねん 』= カックイイ
みたいに思っていたけど
構造を理解していれば高校時代でもっとSRライフをエンジョイできたのかもしれない。
そんな話はさておき
試乗
中低速のパンチ力は少し弱くなった感じだが
静かになった。
これでノーマルの伸びが手に入ればこれはこれでいいと思う。
後はオーナーのハイウェイテストです。
ESTRELLA RR また新たな熟成への道が開けました。
お待たせいたしました
ご依頼ありがとうございました。
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