最終日に向け今できることはやれたと思う。
ホテルの部屋から荷物を出しバンに積む。
ホテル近くのコンビニで
いつものサンドイッチを購入。
硬貨が覚えられずどうしても紙幣ばかりで支払ってしまい
お釣りの硬貨ばかりが財布に溜まりがちだが
このコンビニでは掌に硬貨をのせて店員さんに金額分選んでもらっていた。
おかげで帰国時に両替ができない硬貨はほとんど財布になかった。
アホなジャパニーズ相手にこの店員さんが儲かっていたかどうかは分からないが
笑顔で挨拶を交わせていたので大丈夫だと思う。たぶん。
『 サンキューソーマッチ 』
『 ハーイ 』
『 ハワユー 』
『 ユアウェルカム 』
『 ハバグッナイ 』
アメリカでは挨拶を交わす頻度が多い
スーパーでもコンビニでもスタンドでもトライアル会場でも。
街の駐車場でバンの荷台ドアを開けていたら
『 オーマイガー!コレハユータチノバイクカ!!?クール!デーム! 』
『 シャシントラセテモラッテイイカ!? 』
『 ソーカソルトフラッツカ!ケントウヲイノル 』
などいろいろな人が直球で話しかけてくれるからうれしかった。
この日は、マッシュさんと Jr と3人で早めにソルトフラッツに入った。

ソルトフラッツでの朝日

なんだかあっという間の6日間だった。

この日、02もなんとか走行することはできた
SMCチームがスタートする01ポイント前を通過するアタック中のバイク
何もない場所を一人でただひたすら全開で走ることの恐怖。ん~想像できない。
期間の途中で撮った集合写真

メカニック2名の顔が暗い~楽しくやってる??
02もエントリーしたクラスではレコードを出せたということで
最終車検。
炎天下でバイクをバラし始めた僕に
『 スミマ、セン 』 日本語で声がかかる
『 ユーシャケンテントノシタデサギョウシテイイヨ 』
少し日本語のできる検査官の方がテントの下に移動させてくれた。
最終車検は、またドリューさんが実施してくれて寸法計測
電卓をたたいて排気量が表示されると ニコッ 。
ドリューさんと握手して別れた。
『 絶対、これが役に立つから持って行け 』

渡米前に師匠が持たせてくれた、水を入れてできるインスタントおにぎりをいただく
おにぎりのありがたみを身に染みて感じた。
02 と 51 の記念撮影

毎年ボンネビルを撮り続けるフリーカメラマンの増井さん
いろいろアドバイスいただきありがとうございました。

いろいろ上手く行かないことがあったけど
大変貴重な経験をさせていただたこと、監督に感謝。

意見が食い違ったり、バタバタして言動が荒くなったり、いろいろあったけど
マッシュさんが居なかったら確実に自分はぶっ倒れていた。
サンキューベリーマッシュ。

夕焼け。
トライアルは終わってもここからLAに戻らなければならない。
バイク2台、カウル2セット、その他荷物をバンに積み込み
マッシュさん、Jr、僕の3人でLAを目指す

初めは、お~アメリカだーって感動するが
10分走っても全く景色変わらず1時間走っても変わらず 飽きた。

途中でたまたま寄った公衆便所のある休憩場所

案内看板を見てもよく分からないが、たぶん歴史ある場所。

こういう大平原にポツンと民家があるのに驚く。

途中、道を間違え
『 さっきの交差点右折だった~ 』
『 どこに交差点あった? 』 そんな感じ。
なんとか無事にLA着
バイク2台を倉庫に預け、レンタカーを返却し
LA発 サンフランシスコ行の飛行機に乗る

夜のサンフランシスコ。
警備隊長が見たらテンション上がると思われるポリスの車が多数停まっていた。
で、サンフランシスコからシアトル
この機内ではびっくりするくらいいろいろな人種の人が搭乗していたが
シアトル発 関空行となると常に日本語がとびかう機内だった。

シアトル上空

またアメリカに来たい。

もうすぐ本州上空。
関空に到着すると
師匠と やなちゃんさんと 相棒が迎えに来てくれていた
うれしい~ありがとうございます。

なんだかマッシュさんも自分も、南米アマゾン帰りみたいな感じになってしまったけど
日本に帰って来られてホッとした。
この日の晩は、師匠に王将をリクエストし
腹いっぱい食わせて貰って
あ~うまい~なんて言ってたら
『 お前、次はMHRで何やらかしてくれんねん? 』 の質問。
やりたいことをやる為にやるべきことってため息が出るほど山積している
厳しく苦しいことも楽しみを見いだせられればサムイボ全開でバッチグーだと思う。
よし、もう一度アメリカに行こう
先ずは英会話だ。
少しずつ勉強して、
自宅では英語なアミーゴのご家族と片言でも会話ができるくらいにはなりたい。

今は、事故なく無事にトライアルを終えられたことに安堵しています。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
なんだか自分だけのレポートになってしまいましたが
これで 完 です。
ご覧いただきありがとうございました。
KITAMO